一歩踏み出すGlobal Citizen
普通科・アカデミア科
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こんにちは、GC教育部です!
紫野高校2年生アカデミア科自然科学コースの総合的な探究の時間「Global Citizenship2」の探究活動をご紹介します♪
前回の授業では、教員と個人面談をしながら、各々の「問い」を深めていきました!
今回は前回に引き続き、理科教員との個人面談です!
個人面談は1度で終わるのではなく、何度も繰り返し行うことで、課題の深掘りをしていきます。
面談の内容について少しだけご紹介します♪
☆生徒
「人とペットが関わることで心理的な癒しが生まれるというのを研究したいのですが、どのようにアプローチしたら良いかわからなくて…。家で犬を飼っていて、疲れたときにとても癒されるので、それをテーマにしたいなぁと」
◆教員
「自分自身の実体験からテーマがスタートしていてとても素敵ですね。研究をするためには単なる印象や感想ではなく、『客観的に測定できる心理的な効果』を調べることが理系の探究には必要です。どんな指標が考えられますか?」
☆生徒
「そうですね…ペットと一緒にいると落ち着くので、『心拍数』ですかね。」
◆教員
「確かに!心拍数との関係でいくと、『血圧』もそうかもしれません。その他にはありますか?」
☆生徒
「あと…調べていてでてきたのはストレスホルモン濃度とか…」
◆教員
「しっかりと調べることができてますね。こうした指標があると、どのような実験や調査をしたらよいか見えてきますよね。そうするとどのような『仮説』を立てることが出来るでしょうか?」
☆生徒
「『ペットとのふれあいはストレスレベルを下げる』という感じですか?でもまだ曖昧な気が…」
◆教員
「いえいえ、ちゃんと仮説になっていますよ。調査や実験をして検証を進めていくうちに、仮説も変化していくので、スタートとしてはとても良いと思います。生物学・医学・心理学分野に関心がまたがっているので、論文を読んでみると良いかもしれませんね。実際にペットと接した前後でのストレス測定だけでなく、VRペット体験やロボットペットなども開発されているので、その分野も面白いかもしれませんね。」
☆生徒
「なるほど、実際に生きているペットに触れるだけじゃなくて、バーチャルなペットやロボットペットもあるんですね!ロボットにも興味があったので、調べてみます!」
教員だけでなく、仲間同士の対話の中で、探究活動が進んでいくことが多くあります。「そんな視点もあるのか!」「この問いなら実行可能かもしれない!」「これなら違う方法で調査できるかもしれない!」「自分が本当は何を調べたいのかわかった!」など、様々な気づきがあります。
同じ教室にいる生徒や教員は、「ともに問いを育てる仲間」です。自分が納得できる「問い」に向けて対話を重ねていきましょう♪