一歩踏み出すGlobal Citizen
普通科・アカデミア科
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1年生の公共の授業で、技術職や研究開発職に必要な力とは何かについて学ぶワークショップが行われました。
生徒たちは6名1組でチームを組み、自分たちが保有する技術(無機化学・熱力学・光学・生物学など16分野)を組み合わせることで新商品の開発にチャレンジします。
このワークショップの難しさは、ただ闇雲に技術を組み合わせるだけではチャレンジが成功する確率が極めて低くなることです。成功確率は12%!
商品開発のヒントになる技術情報や顧客のニーズ情報を分析しながら、何らかの根拠を持って「どの技術とどの技術を組み合わせれば何が生まれるのか」を考える必要があります。
1回目の授業では、どのような組み合わせがあり得るのかをチーム内で話合い、仮説を立てる作業を行いました。
「カーボン・ナノチューブの開発って、有機化学とマテリアル工学と後一つ何が必要だろう?」
「公害病の原因究明には生物濃縮がキーワードらしい。医学や薬学、後、無機化学は必要だよね。」
など、どのチームも議論が白熱していました♪
2回目の授業では、他のチームと競いながら、実際に「研究し、商品開発し、資金を回収し、また研究をする」というサイクルをシミュレーションしました。
「この組み合わせがダメだったということは、残るは2択しかない!」
「しまった!ロボットアームの技術、商品開発されてた!」
「航空宇宙工学に関する情報を持ち寄って共同開発しようよ!」
「やった!遺伝子工学に関する新情報と技術を手に入れた!」
授業後も議論が終わらず、生徒たちは、仮説を立てて法則を見つける力やロジカルに結論を導く力の重要性について気づくことができている様子でした!
※このワークショップは、教材としてプロジェクトデザイン社が開発した「The Engineers」というビジネスゲームを使用しています。プロジェクトデザイン社の亀井様、中大路様、ご協力いただきありがとうございました!