世界をつなぐ越境者
~Beyond the hill today, Beyond yourself tomorrow~
普通科(進学型単位制)
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11月6日(月)3・4限に、3年次「子どもの発達と保育」の選択者8名が今熊野児童館で行われた「高校生と赤ちゃんのふれあい事業」に参加してきました。
到着した時にはすでに今熊野児童館の10数名の赤ちゃんとそのお母さん方が来られており、最初はその輪の中に入れていただいて一緒に歌を歌いました。そのあと3グループに分かれての体験でした。
一つ目の体験は大きな重りをおなかに付ける妊婦体験です。ここでは地域の民生委員の方々にお世話になりました。「靴下をはいてごらん」と言われて手を伸ばすのですが、片手は届くのですが、おなかが邪魔で両手で靴下に触ることができません。また、仰向けに寝転んだ時には「おなかが重くて息苦しい」と悲鳴をあげており、妊娠の大変さを実感していました。
二つ目の体験は育児人形を使ってのおむつ替え体験でした。ここでは児童館の職員の方々に単におむつの替え方を教わるだけでなく、実際は一日に何度も交換したり、時には夜眠い中替えることもあることなど、リアルなお話を聞くことができました。
三つ目の体験では実際に乳幼児さんとお母さんの輪の中に入っておもちゃなどで遊びます。一言で乳幼児さんと言っても、お母さんに抱かれたままの赤ちゃんもいれば、お座りして両手でおもちゃを触れる子、もう立ち上がって走り回るのが嬉しくてたまらない子までいろいろです。まずは目を合わせて、声をかけて、おもちゃを使ってそれぞれが自分なりのやり方で子どもに関わっていきました。
その後、最初の輪に戻って、高校生からお母さんへの質問タイムを行いました。それぞれが楽しそうに交流をしていたように思います。最初は不安そうにしていた本校生も、最後には子どもにつられるように笑顔になっていました。またお母さん方が優しい顔で見守られていたのも印象的でした。本校生にとっては将来の自分たちに思いをはせる貴重な体験になったと思います。今熊野児童館の皆様、どうもありがとうございました。
(家庭科)