世界をつなぐ越境者
~Beyond the hill today, Beyond yourself tomorrow~
普通科(進学型単位制)
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6月24日(水)、国際コミュニケーションコースの1年次生と2年次生、そして留学生で河村能楽堂にお邪魔しました。
本格的な能舞台を前にしてみな興味津々な様子。
まず能楽堂の方が舞台の上で足踏みをされた時の大きな音に驚かされました。あれは舞台の下に子どもならすっぽり入れそうな大きさの甕が置かれていて、それが舞台の床と共鳴してこのような大きな音が出るのだとか。
また全員で謡「高砂」を習い、声の出し方を教えていただきました。普段話したり歌ったりする声の出し方とはまた違うということに気づかされました。
その後は能の成立過程や楽器、衣装等を実際に体験させていただきながら説明していただきました。
楽器の体験は小鼓。最初なかなかいい音が出ませんでしたが、教えていただくうちに、掛け声とともにいい音が響いた時には感嘆の声が上がりました。能衣装も着せていただき、その重さや値段もさることながら、数百年を経ても古いと感じないそのデザイン性に感動。
擦り足での歩き方も稽古しましたが、まっすぐ前を向いて進むのに一苦労。さらに江戸時代からの能面をつけていただき、その視野の狭さに驚き、舞台上で歩く難しさも体験させていただきました。
最後に「船弁慶」の平知盛の迫力ある舞台を見せていただき、みな時を忘れたかのように見入っていました。