やってみたいをやってみる
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平素より本校の教育活動に対して、ご理解並びにご協力をいただき、厚く御礼申し上げます。京都市立開建高等学校の校長の尾崎 嘉彦でございます。今年度もどうぞよろしくお願いいたします。
新年度のはじまりに当たり、御挨拶申し上げます。
令和5年4月に開校いたしました本校・開建高等学校は、新入生(3期生)を迎える入学式を4月8日に控えております。現在、私たち教職員一同、新たな歴史を創る開建高校の3期生を迎える準備を急ピッチで進めているところでございます。
さて、我々は現在、変化の激しい先行き不透明な時代を生きております。今話題の生成AIをはじめ、IoTやメタバース、ビックデータ等の科学技術の進展は、我々の予想を遥かに超えたスピードで進んでおります。物事を理解し判断する前に、新しいものが毎日のように生み出されており、AIが人間を凌駕する時代が、すぐそこに来ている状況となっております。
また、日本財団が実施している18歳向けの若者を対象とした意識調査において、「自分の将来が楽しみである」、「社会が今後どのように変化するか楽しみである」、「自分の行動で、国や社会を変えられると思う」等の質問項目に対して、6ヶ国中で最も低い値が示されており、我が国の高校生の自己肯定感や社会参画の意識が非常に低い状況が顕著に表れた結果となっております。
このような社会背景や我が国の若者の実態を踏まえて、本校の生徒の皆さんには、共に高校生活を過ごす多くの仲間をはじめ、教職員、地域社会など多様な人々との出会いを大切にし、共に学び共に考えながら、新たな価値や革新な発想を創り出し、自らの人生を生き生きと歩んでもらいたい。
さらに、本校での学びや様々な教育活動を積み重ねていくことを通して、生徒の皆さん一人一人がもっている可能性や良さを見出しながら、自らの在り方・生き方を考え深めていく中で、未来の扉を自らの力で切り開き、より良い未来を協創する一員として社会に貢献し、活躍していく生徒(=協創者)を育んでまいります。
生徒の皆さんには、本校の可動式のホワイトボード壁や机・椅子、ICT機器等を完備した自由自在な学習空間L-pod教室やプレゼンテーションルーム、アリーナ、地域協働スペースを有した図書館、カフェテリア等の充実した施設・設備を有効に活用して、普段の授業をはじめ、HR活動や学校行事、部活動、ボランティア活動や各種交流・連携などの課外活動等、すべての教育活動を通して、「自ら考える力 ・自ら学ぶ力」を身に付け、活気あふれる充実した高校生活を過ごしてもらいたいと考えております。
結びに、開建高等学校の校長として、責任と自覚をもって本校教職員と共に、生徒一人一人が主役となる学校を創ってまいります。関係者の皆様におかれましては、これまでと同様に本校の教育活動への御理解いただきますとともに、今後とも御支援並びに御協力を賜りますよう、どうぞよろしくお願いいたします。
京都市立開建高等学校長
尾崎 嘉彦