「人とつながる音楽家」を目指して
音楽科
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7月7日(月)より、第52回オーケストラ定期演奏会へ向けた練習が本格化しています。
一般的な演奏会は、3曲プログラムになることが多く、序曲のような小品、協奏曲、交響曲のような構成が一般的なのかと思います。本校のオーケストラ定期演奏会は協奏曲の部分が合唱になっています。今回の小品と交響曲は、ブラームス作曲の「大学祝典序曲」とドヴォルジャーク作曲の「交響曲第8番」です。
選曲をする中心となった学年(現3年生)は、コロナ禍で中断していたヨーロッパ研修旅行が復活した学年でした。行先がチェコだったこともあり、チェコの作曲家を取り上げたいという思いで選曲したそうです。ドヴォルジャークと同じ空気を吸ったことは大きく、曲に取り組む土台になっているのだと思います。
1つの曲の取り組む時、本当にいろいろなことを考えて楽譜に向かいます。楽譜に書かれていることはもちろんですが、楽譜に書かれていない作曲家のこと、その国のこと、作曲された時代のことなど、曲の背景になっているものにも向き合い、自分たちの中に取り込んで練習していきます。それは音楽に込める自分たちの想いそのものを深いものにすると同時に、出てくる音楽に深みと広がりをもたらします。だからこそヨーロッパ研修旅行での経験はこの曲をやるうえでとても大きなものになっていると思います。