「人とつながる音楽家」を目指して
音楽科
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7月7日(月)より、第52回オーケストラ定期演奏会へ向けた練習が本格化しています。
2曲目に演奏する曲は、合唱が組み込まれた曲が選ばれます。それは、在校生全員で舞台に立てる曲をという意味があります。本校の生徒たちは弦管打楽器以外の専攻の生徒たちがたくさんいます。声楽、ピアノ、作曲などその他いくつかがそれにあたりますが、そういった生徒たちは、オーケストラだけの曲しかなければステージに上がれません。幸い声楽とピアノ専攻の生徒たちは声楽を学びます(ピアノ専攻の生徒は副科というもので声楽のレッスンも受けます)。つまり、合唱であれば多くの生徒たちが演奏に参加できることになります。
実際は、オーケストラの管楽器や打楽器については降り番というのがあり、楽器編成上、その曲の演奏に参加しない生徒がいるので、その生徒たちも含めて総勢107名が合唱で参加します。
今年の曲はモーツアルト作曲の「レクエム」です。昨年秋に選曲をしていますが、最後までラター作曲の「レクエイム」と迷い、かなり議論をしてこの曲に決まったそうです。有名な曲で演奏するのも難しいですが、とてもやりがいのある曲だと思います。
本番は全員楽譜を持たずにステージに上るので、暗譜が必須となります。歌詞もラテン語で、曲も長く、似たようなか所のたくさんあり、個人での練習がかなり必要です。そしてその上で“合わせる”練習をして一つの音楽に仕上げていきます。そういった過程があるからこそ、生徒たちも成長しますし、いい音楽が作り上げられていきます。
明日は暗譜テストがあり、それを乗り越えることで一段高いところへ昇り、仕上の1週間を迎えてくれるものと思います。