
すべては君の「知りたい」からはじまる
普通科・探究学科群(人間探究科・自然探究科)
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朝夕ぐんと冷え込むようになりました。ここ数日は3学年の時間割が異なるため、生徒も教員もチャイムに頼らず時間管理が必要な緊張感を持って過ごしています。
3年生は先週金曜日に、卒業考査を終え、昨日今日は共通テスト模擬試験でした。教室の時計も撤去し、それぞれが腕時計などを用意して、本番さながらの2日間の模擬試験を終え、自己採点をしたあとの生徒は、お互いに「化学あと5点ほしかった」「情報しぶい」など口にしながら、一喜一憂せず、目標点との距離を測っていました。
廊下をふと見ると、今終わったばかりの模擬試験の全ての問題について、地理歴史科の教員からのコメントが掲示されています。「できてほしい!!…自信を持って正解してほしい問題」「高得点狙い…高得点を取りたい人は合わせたい問題」などの各設問の難易度解説だけでなく、「予備知識は不要。丁寧に図を読み取ろう。」や、「……の正誤判別が難しいので、……を積極法で選択したい」、また、「○○っちの感想」と題して、「○○の背景はドロドロしてるよねぇ。……とされているけど実は……説が高いんだよねぇ。」など、各設問の答えを導き出す上で必要だった知識や考え方が、それぞれの教員の思いや科目への愛も込めて丁寧に解説されていました。さらにその近くには、地理の卒業考査の各設問の正答率と解説が綺麗に整理された掲示物も。「理系も含めて、地歴の季節がやってきました。残り2ヶ月弱後悔しない取組を、全員で進めていきましょう。」と、力強い言葉が記されています。
明日から、25期生は特別時間割に入り、特に「誰と」「どのように」「何を」「なぜ」学ぶかを、自ら選択し続ける日々が始まります。廊下に置かれた大学別講座の教材の予習に図書室で取り組む生徒。「(模擬試験)疲れた~。いよいよ明日からやけど、どの先生も特別時間割めっちゃ楽しいって言ってはります。」と話してくれる生徒。地理歴史科の教員からのメッセージを一人静かに読む生徒。25期生一人ひとりが、自らの学びをデザインしながら、堀川高校での「日常」を大切に過ごす日々にしていきましょう。
3枚目の写真:25期生人間探究科世界史講座最後の通常授業の様子。ホワイトボードには大きく「世界史は大丈夫!」と書かれています(生徒の衣装や手に持っている物はすべて担当教員の私物)