すべては君の「知りたい」からはじまる
普通科・探究学科群(人間探究科・自然探究科)
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3年生になると、「アルバム委員会」という新たな委員会活動が立ち上がります。この委員会では、3月の卒業に際して配布される卒業アルバムを作成します。1年生の頃の宿泊研修の写真を集めたり、3年生のクラス集合写真のスケジュールを調整したり、クラスページの作成方針を考えるなどの仕事をします。今年の委員会は、「穂」にとってなくてはならない「太陽」のような存在のアルバムを作ることを目標にしています。
夏休み前の委員会では、このアルバムの表紙を飾る「穂」の題字を決定しました。25期生から7人の生徒が、題字の候補を書いてくれました。書いてくれた生徒たちは、それぞれの想いを込めて、心静かに集中して時間をかけ、作成してくれたようです。
「穂」の命名者である前校長の「大地のめぐみ。みずみずしくはずみ、やわらかくゆれて。」という言葉を受け、努めてきた堀川高校での2年半を、稲穂のまっすぐさと温かさを、楷書と行書を混ぜて書いたり、本来は細い稲穂の茎が堀川高校の生活で朋と高め合って逞しくなった様子を太いのぎへんで表現したり、出会った人たちの優しさを丸みや躍動感を持たせる筆遣いで表現した生徒がいます。
25期生の特徴を「力強さ」だととらえ、良い意味での「殺気と狂気」を黒々としたのぎへんで表現し、「垂れた稲穂は謙虚さの象徴」だとした前校長の想いに重ねて「恵」の部分をあえてしならせて描いた生徒もいます。
堀川高校生にとって、学年の一字は、成長過程において常に寄り添う言葉であり、高い目標であり、3年間を費やしてその意味を噛みしめ実現していく大切な一字になっている様子がうかがえました。
文化祭も終え、進路実現にむけて一層身を引き締めて向かう本日9月10日に、アルバム委員会を通じて学年全体に題字の決定の報告がなされました。
今回決定した題字を表紙として、どのような内容で唯一無二の25期生のアルバムが出来上がるのか、3月の完成が楽しみです。