すべては君の「知りたい」からはじまる
普通科・探究学科群(人間探究科・自然探究科)
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3年生が卒業し,寂しくなったBIG BOX2階。3階・4階へ上がると1,2年生の明るい声が聞こえてきて,少しほっとします。
1年生は宿泊研修現地研修は,新型コロナウイルスの感染拡大に配慮し,2月時点で次年度2年生の時期への延期を決定していました。そして昨日,現時点での宿泊研修の実施予定時期を6月とする発表を行いました。それを受け,宿泊研修委員・コース長たちがこれまでの宿泊研修の準備・活動のふり返りを企画し,昨日と今日の午前中に,活動を行いました。
まず各教室にZoomをつなぎ,それぞれのコース長が全体へ向けて話をしました。みちのく東北コース長のメッセージの一部を紹介します。
私は,本当ならば今行っているはずの宿泊研修が延期になってしまって,皆さんの中に残念に思う気持ちがあったり,研修を全力で愉しめていないということを感じています。そんな中,私は東北コースの藩の1つに,「ゆかし」という古語をキーワードに活動している班を見かけました。この言葉を辞書で調べると,「見たい,知りたい,聞きたい,~したい」といった意味を持つ,宿泊研修を行う上で大切な心をうまく一言で体現している言葉でした。調べ進めると,その「実態を知りたいという関心から,心そのものに惹かれる様」という意味も持っていることがわかりました。ここで,私が皆さんにお伝えしたいことは,皆さんが自身のコース選択をしたときのことを思い出してみてほしいということです。きっと,その場所でしかできない経験を求めて今の皆さんのコースを選び,「ゆかし」の心に満ち溢れていたと思います。その初心を今一度心に留めながら、研修先について様々のことを学び,身につけた今,自分にとっての「ゆかし」の精神とは何なのかを考える機会にしてくれたら嬉しいです。それでは6月20日の現地研修に向けて,これからも頑張っていきましょう。
その後,BYODを活用し,教室の自席や指定された場所に座りながら,自分のデバイスでコースごとに配信を受け取り,班別で振り返りを行いました。感染症対策のため,大人数で集まらずにZoomを使って遠隔で集う会となりましたが,班長が上手くリードしながら会を進めてくれました。
3か月後の研修に向けて,もう一段階高みをめざして「愉しめ発堀(はっくつ),はばたけ景(ひざし)」!